三田典玄の「体育館の裏話」 Ver.2

最初のiPad騒ぎは収束したように見える。最近の日本のニュースのほとんどは新政権に関するものが多い。
「電子出版」の動きはそれなりに高まってきたものの、iPadは在庫がずいぶんある、ということがわかってきた。さらに、中国ではiPadモドキのePadが1万円前後で出ている。いつもの「パクり」だが、けっこうよくできているらしい。
それだけではなく、acerはじめ各社がタブレットPCに本格的に取り組み始めた。
実際のところ、iPadで大きな変化があるのか?というと、疑問がないではない。
まず3Gインフラはあるものの、その価格が下がらない。むしろ高くなる可能性があるという。スマートフォンも騒がれているが、iPhoneよりは従来の携帯を持つ人のほうがやはり数は多い。もちろんiPadを電車の中で使う人はほtんんどいない。しかし、中国マーケットがここに入ると、コトは変わる可能性がある。
中国最大のキャリア、ChinaMobileの契約数は5億。日本国民全部が幼児から老人まで動員しても追いつかない数。この中国市場がどう動くかで、世界が変わってしまう。そういう時代になったのだ。
数百万台が売れた、といっても、現状、巨大マーケット:中国ではその市場のわずかなところしか相手にできない。しかもその中国市場の通信インフラには数々の「シバリ」が国家によってなされている。
そう考えると、ジョブズが潔癖なまでに「アダルトコンテンツ」を自らのサービスから追い出している意味がわかる。中国市場を狙うには、それは必須項目の1つなのだ。中国でのサービス展開に必要だから、彼はこういう動きを加速している可能性が高い。
「ジョブスは昔からそういう人なんですよ」という裏には、それをショウバイにどう使うか、というディレクターの存在があるのだろう。中国が相手、ということを明確に打ち出すには、良い戦略だったと思う。
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